- mathewanderson
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「ずるいわぁ……。三津に攻められるとか考えたら堪らんっ……。」
Sat May 11, 2024 7:23 am
「ずるいわぁ……。三津に攻められるとか考えたら堪らんっ……。」
入江は両手で顔を覆ったまま,恥じらう乙女のように体をくねらせた。
「そのまま一生悶えてて。」
私がそんな事する訳ないでしょうと冷たくあしらってさくさく歩いた。
「ねぇねぇ知ってる?そうやって冷たくされると興奮するって知ってる?」 【瘦腿針】BOTOX 瘦小腿療程資訊 - Cutis
三津は宿まで入江の話の大半を無視してその度に慰めてと絡まれる桂は入江に拳骨を落とした。
入江は宿に着くまでずっと頭のてっぺんを撫でていた。
「冷たい夫婦やな。」
冷たくされると興奮すると言いながらも宿の部屋に入ってからは部屋の隅でいじけた。
「お前のその捻くれた甘えたがりは疲れる。」
「やからってあんな力一杯殴らんでも……。」
「小太郎さん痛いの好きですよね?」
「松子,痛いの種類が違う。木戸さんのはただの暴力。」
「私も何度かお尻蹴ってますよ?」
桂の拳骨が暴力なら私の蹴りは?と首を傾げる三津に入江はずいっと詰め寄った。
「松子のはご褒美。」
「松子,そんな変態を相手にするだけ時間の無駄だ。寝るぞ。」
『蹴ったのか……。ある意味ご褒美だが……。』
三津がそんな事をしてるのに動揺しつつ,若干蹴られた入江が羨ましいと思った。
「じゃあ今日は松子の横で寝よっと。」
入江は布団を引きずって三津の横にぴたりと敷き直した。
「寝相悪いって後で文句言わないでくださいね?」
三津はもう疲れて相手にする気力もなかった。
「大丈夫,松子は寝相いいけぇ。今日もお疲れ様,おやすみ。」
桂は何の違和感もなく二人が布団を並べてるのを見ると自分が邪魔者じゃないかと思えて胸が痛い。
「ふふっ今日は何秒で寝るかねぇ。」
入江が三津の方に体を向けて横たわり,そう話しかけた。だが沈黙の時間が出来た。
「……まさかもう寝たのか?」
三津が入江に返事をする事はなく寝息が聞こえる。桂は寝たフリじゃないのか?と疑いの眼差しで三津の寝顔を覗き込んだ。
「寝てますよ。今日も疲れたんやね。お疲れ様。」
入江が愛おしそうに見つめながら声をかけるのを複雑な表情で見ていた。するとその顔が急に自分に向いた。
「昨夜の久しぶりの営みはどうでした?」
「……してない。」
「あれ?てっきりしばらく出来ない分抱き潰すかと思ったんですけど。」
その一言に桂の顔が引き攣った。
「私を性欲の塊みたいに言うな。」
「え?だから出石で事件起こしたんでしょ?」
入江は違うの?と白々しい顔で首を傾けた。
殴られた恨みが篭っている。桂の引き攣った表情に入江はにやにやが止まらない。桂に関しては攻め立てるのが楽しいと気付いた。
「そこは置いといて,本当に何もしなかったんです?松子は久しぶりの貴方との営みを期待してたかもしれませんよ?」
それを聞いて桂はないないと笑った。
「君にそれを期待する事はあっても私にはないよ。
確かに前よりも関係は良くなってる。それでも私に抱く感情は君に対してのモノと比べると差は歴然だよ。それは分かる。」
嬉しいのに手放しに喜べない複雑な顔をした入江に桂は話を続けた。
「君は松子の幸せを第一に願ってて,それが私との復縁ならそれを応援したいのかもしれない。だがその必要はないよ。
私も松子の幸せを第一にしようと改めて決意した時に思ったんだ。彼女の心を取り戻すのはやめようって。」
「それは……。」
「私はカタチだけの夫婦で満足だよ。彼女を妻にした事で私はもう充分なんだ。」
桂は穏やかな表情で語っているがそれは嘘だと入江は思った。そんな勘のいい入江に喋らせないように桂は更に続けた。
「もうこれ以上彼女に求めるモノは何もない。だから彼女が求めてこない限り私から触れるのも極力避けようと思ってね。
だからといって他の女で紛らわすなど絶対にしない。これが私から三津への精一杯の愛だよ。」
入江は両手で顔を覆ったまま,恥じらう乙女のように体をくねらせた。
「そのまま一生悶えてて。」
私がそんな事する訳ないでしょうと冷たくあしらってさくさく歩いた。
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三津は宿まで入江の話の大半を無視してその度に慰めてと絡まれる桂は入江に拳骨を落とした。
入江は宿に着くまでずっと頭のてっぺんを撫でていた。
「冷たい夫婦やな。」
冷たくされると興奮すると言いながらも宿の部屋に入ってからは部屋の隅でいじけた。
「お前のその捻くれた甘えたがりは疲れる。」
「やからってあんな力一杯殴らんでも……。」
「小太郎さん痛いの好きですよね?」
「松子,痛いの種類が違う。木戸さんのはただの暴力。」
「私も何度かお尻蹴ってますよ?」
桂の拳骨が暴力なら私の蹴りは?と首を傾げる三津に入江はずいっと詰め寄った。
「松子のはご褒美。」
「松子,そんな変態を相手にするだけ時間の無駄だ。寝るぞ。」
『蹴ったのか……。ある意味ご褒美だが……。』
三津がそんな事をしてるのに動揺しつつ,若干蹴られた入江が羨ましいと思った。
「じゃあ今日は松子の横で寝よっと。」
入江は布団を引きずって三津の横にぴたりと敷き直した。
「寝相悪いって後で文句言わないでくださいね?」
三津はもう疲れて相手にする気力もなかった。
「大丈夫,松子は寝相いいけぇ。今日もお疲れ様,おやすみ。」
桂は何の違和感もなく二人が布団を並べてるのを見ると自分が邪魔者じゃないかと思えて胸が痛い。
「ふふっ今日は何秒で寝るかねぇ。」
入江が三津の方に体を向けて横たわり,そう話しかけた。だが沈黙の時間が出来た。
「……まさかもう寝たのか?」
三津が入江に返事をする事はなく寝息が聞こえる。桂は寝たフリじゃないのか?と疑いの眼差しで三津の寝顔を覗き込んだ。
「寝てますよ。今日も疲れたんやね。お疲れ様。」
入江が愛おしそうに見つめながら声をかけるのを複雑な表情で見ていた。するとその顔が急に自分に向いた。
「昨夜の久しぶりの営みはどうでした?」
「……してない。」
「あれ?てっきりしばらく出来ない分抱き潰すかと思ったんですけど。」
その一言に桂の顔が引き攣った。
「私を性欲の塊みたいに言うな。」
「え?だから出石で事件起こしたんでしょ?」
入江は違うの?と白々しい顔で首を傾けた。
殴られた恨みが篭っている。桂の引き攣った表情に入江はにやにやが止まらない。桂に関しては攻め立てるのが楽しいと気付いた。
「そこは置いといて,本当に何もしなかったんです?松子は久しぶりの貴方との営みを期待してたかもしれませんよ?」
それを聞いて桂はないないと笑った。
「君にそれを期待する事はあっても私にはないよ。
確かに前よりも関係は良くなってる。それでも私に抱く感情は君に対してのモノと比べると差は歴然だよ。それは分かる。」
嬉しいのに手放しに喜べない複雑な顔をした入江に桂は話を続けた。
「君は松子の幸せを第一に願ってて,それが私との復縁ならそれを応援したいのかもしれない。だがその必要はないよ。
私も松子の幸せを第一にしようと改めて決意した時に思ったんだ。彼女の心を取り戻すのはやめようって。」
「それは……。」
「私はカタチだけの夫婦で満足だよ。彼女を妻にした事で私はもう充分なんだ。」
桂は穏やかな表情で語っているがそれは嘘だと入江は思った。そんな勘のいい入江に喋らせないように桂は更に続けた。
「もうこれ以上彼女に求めるモノは何もない。だから彼女が求めてこない限り私から触れるのも極力避けようと思ってね。
だからといって他の女で紛らわすなど絶対にしない。これが私から三津への精一杯の愛だよ。」
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